2024年10月18日(金)、北大テイスティング・ラボの後に向かったのは、JR発寒(はっさむ)駅からタクシーで10分ほどの住宅街に佇む都市型ワイナリー(※)「さっぽろワイン」さん!
※ 都市型ワイナリーとは、ビジネス街や住宅街に醸造所を構えてぶどうは郊外から運び込むワイナリーのことで、世界的に増加しています。
「さっぽろワイン」さんは、2020年に誕生したワイナリーで、まさに新発寒の街中にあります。ワイナリーの建物は、元々きのこ工場だったとか!
醸造責任者の南さんに今回特別に醸造所をご案内いただきました。
ワイナリーは「実践」「体験」の宝庫!
ワイナリーを訪問した際は、ちょうど醸造中のワインがあったので見せていただきました!
まさに、これが「醸し発酵」!
教科書で読む勉強も良いですが、ワインコミュニケーターは「実践」「体験」を重視したワイン学びが中心です。感動!!
ワインコミュニケーターは、コミュニケーション能力を高めるため、「質問力」を鍛えています。ワイナリー訪問時は、代表講師のおーみんが質問魔になることで有名ですが、参加者の皆さんも南さんのお話を熱心にメモを取っていらっしゃいます!
創意工夫が感じられるクラフトワイン。
さっぽろワインさんを訪問して感じたのが、創意工夫!
大手ワイナリーが持っているような設備が無いため、様々な工夫が見られます。例えば、ヨーグルトメーカーを使って酵母を活性化させたり、乳酸菌を培養したり!
↑ 栽培・営業担当・ 谷内 氏
まさに、ハンドメイドなクラフトワインです!
こちら↓は、発酵中のワインの温度が上がりすぎないようにするための装置。
↑ 醸造責任者・南 康太 氏
醸造所の横には、ワインショップとテイスティングスペースがあります。
皆さん、物色中(笑)
造り手の面影がワインに宿る!
真面目で実直な醸造責任者の南さん。
さっぽろワインさんのワインのスタイルは、全体的に南さんの優しく実直な面影が宿っているように感じます。
価格設定もとても良心的で、入手しやすい1000円台〜2000円台が豊富!
個人的には、樽を使用していないのに濃厚で凝縮感のあるクリアなシャルドネは、とても印象的でした。
「ヤマ・ソービニヨン」が素晴らしい!
「さっぽろワイン」さんのフラッグシップ的な品種は、「ヤマ・ソービニヨン」。
ヤマ・ソービニオンとは、ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニョンの交配品種です。
テイスティングさせていただいた「ヤマ・ソービニオン」 は、ほのかな甘さを感じつつ全体的にとてもマイルド。この品種にありがちなワイルドさはあまり感じられず、非常にエレガント!
北海道のジンギスカンなどに抜群に合いそう!!
自社ぶどうを豊富にあることが強み!
日本のワイナリーは、ワインを造るための原料ぶどうが足りない・・・
という悩みをよく聞きます。
自社畑のぶどうだけでは数量が足らず、商売にならないので農家さんからぶどうを購入してワインを造るのも一般的です。
その点、「さっぽろワイン」さんは、石狩市や札幌市の4ヶ所に合計10ヘクタールもの自社畑を持ち、自社で全てのぶどうを使いきれないほど自社の原料ぶどうを持っています。
ワインは、原料ぶどうの良し悪しでほぼ品質が決定するので、これは強みだと思います!!
生活協同組合コープさっぽろ主催
ソムリエ100人でワイン100種を飲み比べ
北海道のワイン部門のNo.1に選ばれる快挙!!
生活協同組合コープさっぽろ主催の「ソムリエ100人でワイン100種を飲み比べ」のイベントが2024年11月8日(金)に開催されました。
本イベントは、ソムリエ100人が、5つのテーマ(1.北海道のワイン、2.春に飲みたいスパークリングワイン、3.コスパワイン赤(2,500円以下)、4.コスパワイン白(2,500円以下)、5.デイリーワイン(700円以下))に沿って、合計100本のワインを飲み比べてNo.1を決定するものです。
このイベントで、なんと、さっぽろワイン「リースリング 2023」が北海道のワイン部門でNo.1を獲得しました!!
まだ誕生して4年という若いワイナリー。
さらにこれからどのような素晴らしいワインが誕生するのか、とっても楽しみです!
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ワインコミュニケーターは、体験・実践を重視しているので、このような合宿を開催し、ワイン造りの現場を体験させていただいています!
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