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ワインの和歌『和韻歌コンクール』結果発表!!

代表講師のワインコミュニケーターおーみんは、6月から滋賀県高島市のワイン村に平日移住し、古民家を再生して敷地を小さなワイン村にすることに挑戦しています!

時間がいくらあっても足りないので、無駄の無いように生きるようになりました。禅の世界では無駄なものを削ぎ落としていくと本当に大切なものが残ると言います。

ワインコミュニケーター養成スクールWCFでは、ワインのテイスティングコメントを和歌形式(5・7・5・7・7)で表現します。これを和韻歌(わいんか)と呼びます。

和歌形式の31文字でワインの表現をするとなると、無駄な表現を削ぎ落とし、本当に伝えたい言葉だけが残る。

一般的なワインのテイスティングコメントって面白くないけれど、和韻歌には詠み手の想いが宿るんです!

というわけで、お洒落なロゼワインをモチーフにして和韻歌コンクールを開催しました!

【和韻歌コンクール2025受賞者発表〜!!】

モチーフのロゼワインを題材に4月に開催された第1回和韻歌コンクール!!受賞者は次のクルー(受講生)です!!

おめでとうございま〜〜〜す!!

モチーフになったワイン:
シャトー・ド・ロムラード キュヴェ・マリー・クリスティーヌ プロヴァンス ロゼ 2023

  • オーディエンス賞 (一般の方からの投票):

    ロブスターさん

    茜さす 陽の光より 思い出す 甘美な苦味 セピアの記憶

    作者の解説:
    テーマの「色」は茜とセピアです。 ワインのサーモンピンクの外観から、夕日を連想しました。夕日は茜色と言われますが、古代は茜色は朝日に例えられたそうです。このワインの味わいは夕日よりも朝日の爽やかな躍動感を感じます。 人は、夕日のような晩年に、朝日のような青春時代を思い出すことがあります。ワインの夕日の外観と朝日の味わいから、アプリコットのような甘い香りが楽しく美しい青春時代を彷彿させ、果物のピールの苦みが若かりし頃の苦い経験を想い起こさせます。目を閉じると、そんな思い出があせることなくセピア色に蘇ります。万葉集で額田王が詠んだ歌の「あかねさす」は光や日の枕詞だと聞きました。茜から陽の光、そして現代の例えである夕日と古代の例えである朝日の時間軸を、人生の青春時代と熟年時代に掛け合わせて詠んだ歌です

  • 四季の表現賞 :マスター・トシ
    (オーディエンス賞も同票で受賞)

    サクラ過ぎ ほのかに薫る 初夏の風 赤らむ頬と かがやくグラス

    作者の解説:
    サクラ色ともいえる鮮やかなロゼ色のワイン。ほんのりと香ってくる青々しい若葉のようなさわやかな香りに初夏の到来を感じさせてくれる。見た目とは裏腹に力強い果実味とアルコールの味わいが心地の良い【酔い】を楽しませてくれる。ふとグラスを見ると、輝いたキラキラとしたワインにもう1杯とついついワインを飲んでしまいたくなっている。

  • 飲みたくなるで賞 :ようこちゃん

    黄昏の(たそがれの) グラスに写る 深き友 語らう日々の 幸せの時間(とき)

    作者の解説:
    グラスの中に写る 外からの映写が 友人と笑いながら語った 楽しい時間を思い出されるようなワイン

  • 個性爆発賞 :遠藤なっちゃん

    春の風 夕焼け映す 川の面に 恋したいよと ほほえむ娘

    作者の解説:
    淡いロゼ色が淡い恋のイメージが浮かびました。夕焼けの淡い色も浮かんで、夕日が川面に映る描写にしてみました。最近、彼氏が欲しいと素直に嘆く可愛い娘の顔が浮かんだので、怒られちゃうけど 表現してみました。

  • AIが選ぶ和韻歌賞:おしん

    日差し浴び 大地の旨味を 吸い上げて 旨味を宿した 桃色の水

    作者の解説:
    外観で若々しさを感じて、香りで熟していない果実の香り。味わいでも水々しさと、果実の甘味と爽やかな酸味を感じ、身体に染み入る旨さがあったから。

和韻歌は、みんなで同じワインを飲んで詠んでいるのですが、これだけ個性が現れます。それぞれ、自分の中で無駄な言葉を削ぎ落として創り出した「和韻歌」。

これからも個性を伸ばすワイン教育をみんなで楽しんでいこうと思っています!

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