最幸の人生に変えるワイン学び『ワインコミュニケーター養成スクールWCF』がどのように誕生したのか?
創設者であるワインコミュニケーターおーみん(大西 タカユキ)が体験した壮絶な「WCF誕生物語」をお話します!

ぶどうが苦手なのにワイン業界へ・・・

おーみんは、ワイン業界には珍しく、ぶどうが苦手・・・なので、ワインはもちろんのこと、無果汁のぶどう風味サイダーさえ飲めない状態で、2001年にたまたまワイン業界に入りました。(この時点であり得ない。。)

ワインの輸入会社に就職して『シゴト』としてワインを勉強し、『シゴト』としてワインを飲んでいるうちに、衝撃的なワインに出逢いました。

そのワインはドイツの甘口ワインで、その美しくキラキラと輝く黄金色、ぶどうから造られたとは思えない蜂蜜のような甘い香り、そして甘口なのに甘く感じない飽きのこない味わい・・・

このワインを飲んだ時の風景を明確に覚えているほど衝撃的でした!!
今思えばこの時が『人生のターニングポイント』でした!

↑ 南仏のワイナリーでテイスティングする幼さ満載のおーみん(笑)

このサラリーマン時代に海外の様々なワイン産地で貴重な経験をさせていただき、こちらの会社で10年半の修行を経て脱サラし、2011年に起業しました。

2011年と言えば、ちょうど東日本大震災が起こった年。私自身、1995年の阪神淡路大震災で震度7を経験しているので、「人生何が起こるか分からない。やりたいことはやっておこう!」と思い立っての起業でした。

ワインビジネスで起業!順風満帆かと思いきや・・・

ワインのネット通販で起業したのは良いものの、お客様がいない・・・
そこで、まず人脈を作るためにワイン会を企画することにしました。

ワインに詳しくない方でも楽しめる内容で、とにかくワインを使って参加者の方々が繋がっていくようなワイン会を開催しました。

すると、少しずつワイン会にお客様が集まってくださるようになり、人脈も増えていきました!

ワイン会からの繋がりで、なんと翌年2012年にはラジオ関西さんの老舗番組「ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー!」で準レギュラーになることができました!!(2024年の番組終了まで12年間務めさせていただきました)

2015年頃からワイン会を企画すれば有難いことにすぐに満席になるようになり、ついには150人規模のワインパーティーを開催できるようになりました!

↑ 起業8周年記念パーティー「ワインの楽宴2019 ∞ hatch(むげんはっち)」には150名もの方がご来場!

ワイン会のお客様のご紹介で、どのようなワインを取り扱ったら良いか分からない飲食店さんのワインをプロデュースし、卸販売をさせていただくお仕事が増えていきました。

↑ ワインプロデュースしている飲食店さんでワイン会開催も!

当初、ワインをネット通販で販売する事業で起業しましたが、蓋を開けてみれば飲食店さんのワインプロデュース事業の需要があり、一切新規営業をしなくてもご紹介で次々とお仕事をいただけるようになりました!

さらに良いことは続き、2018年には実用書ナンバーワンの出版社ナツメ社さんからご依頼をいただき、『ワインを楽しむ教科書』という書籍を出版!夢だった出版も実現することができました!!

↑ 2018年出版記念パーティー(夢実現!!)

まさに、順風満帆に思えたのですが、世の中そんなに甘くはないようで・・・
とんでもない試練が待ち受けていました。

大腸がん検査に引っかかる・・・

起業して以来、どんどんワインイベントを開催する頻度が増えていきました。
2019年頃には、毎週ワインイベントを開催するような状況で、さすがに体調に支障をきたすようになっていました。

すぐに胃が痛くなるし、お腹(腸??)に激痛が走ることが多くなっていました。

病気なのかも・・・と真剣に考えるようになり、インターネットで情報収集をしていましたが、とにかく忙しかったので病院に行くのが面倒で、「何とかなるさ」なんて思っていました。

そんな折、居住している市の健康診断の書類が机の上に置いてありました。
ず〜っと前に届いていたのですが、忙しかったので(言い訳)健康診断の受診を先延ばしにしていました。そんな私を見かねて、なんと妻が勝手に健康診断の予約をしていました。

こうして半強制的に健康診断を受診しましたが、今度は診断結果を聞きに行くのが面倒でまた先延ばしに・・・(反省。。)

すると、珍しくかかりつけのお医者さんから電話がかかってきました。
「ちゃんと診断結果を聞きにきなさい」と。

観念して時間を作り、病院に行きました。
すると先生は、「まずは簡単なものから話すわ。」と仰り、いくつかの検査結果を説明されました。

「ん??」

少し嫌な予感が。簡単ではないものがあるのか??

そして、最後に説明されたのが「大腸がん検査の結果」でした。
最も不安があった大腸・・・

「大腸がん検査に引っかかっているので、内視鏡検査を受けてきなさい。まぁ、99%大丈夫やと思うけど」

と比較的明るく告げられました。
大腸がん検査に引っかかるのはよくあることだと聞いていたので、あまり深刻に考えず、日を改めて内視鏡検査へ。

ついにこの日が来てしまった。子供のように、イヤだイヤだと思っていた、大腸の内視鏡検査の日。

麻酔で意識を失うかもと言われていたのに、意識は残ったまま。痛みはあまり無いけれど、気持ち悪い。。医師に大きなポリープがあるから切りますと言われ、なんだか苦労しているような様子をうっすら覚えています。

手術が終わり、切除したポリープは2センチ以上と大きかったようで、先生によると初期癌の可能性もあると言う。後ほど調べたら、大腸ポリープは2センチを超えると70%近く癌の可能性があるらしい。

切除したポリープは検査に出されて、結果が出るのは2週間後。

↑ 手術の日、1日絶食で入院・・・SNSで流れてくる美味しそうな投稿が地獄だったので翌朝の病院食が幸せだった。

「癌」かもしれないこの2週間、不思議くらい不安はありませんでした。何これ?悟り??それとも現実逃避???それくらい、周りの方々のご心配とは裏腹に検査結果のことが気にならず、冷静に過ごせました。

検査結果を聞きに行く日、まるで入学試験の結果を見に行くようなキモチで診察室に入りました。
先生から・・・

「あなたは、本当にラッキーですね!」

正直、ホッとした。
検査結果は、初期癌ギリギリ手前の「良性」とのこと。
とは言え、切除した2つのポリープのうちひとつは2cm以上とかなり大きかったようで、先生は手術した当時「大きかったので正直、癌の可能性がかなり高い」と考えていたそう。このまま1年放置していれば初期癌になる可能性が高かったので、勝手に健康診断を申し込んでくれた妻に心から感謝です。

今回の一件は、健康というよりもう一歩掘り下げて、命を考える良い機会になりました。
『拾った命、社会のために役立てよう。』
そう誓いました。

コロナ禍が到来し、ワインビジネス崩壊、廃業危機・・・

さらに試練は続きます。

2020年3月頃からコロナウイルスの感染が拡大し、日本は大騒ぎになっていきました。何よりもツラかったのが、「お酒を飲むこと=感染が広がること」という世の中になってしまったこと。(確かに感染拡大に繋がる飲み方もありましたが)

自宅以外でワインを含めたお酒を飲む・・・ということが自体が禁止されてしまったような感覚で、当然のことながら、2011年から少しずつ創り上げてきたワインビジネスは完全崩壊。

飲食店さんのワインプロデュースはほぼ止まり、ワイン会などを開くと半ば犯罪者扱い。最もビジネスとして弱かったネット通販で多少は盛り返しましたが、資金は枯渇し廃業寸前に・・・

可愛い子供たちの寝顔を見ながら、まさに背水の陣に立たされた気持ちでした。

「大好きなワインの仕事で、何とか生き延びてやる!!」

試行錯誤して辿り着いた「ワインコミュニケーター」という考え

コロナ禍が本格的に到来した2020年4月以降、仕事も無くなったので一度立ち止まることができました。

無我夢中で走ってきた9年間。
ココロもカラダもボロボロでした。

「自分は何のために生まれてきて、何をしたいのだろう?」

自問自答の毎日でした。
食生活は、身体に合わないことが分かった小麦をやめてグルテンフリーに転換し、何かのヒントにならないかと、経営学、自己啓発、投資、ワイン、禅に至るまで様々な本を読み漁りました。

そんな中で出逢った本の著者で教育ビジネスの素晴らしいコミュニティを主宰する小林正弥さんにすがるように助けを求め、「自分にしかない唯一無二の強み」を発掘することの重要性を教えていただきました。

自分よりワインに詳しい人だったらたくさんいる。
ワインの講師もたくさんいる。

「自分にしかない唯一無二の強みって何だろう?」

色々考えました。
別にワインを教えたいわけじゃない。
でも、「自分が経験しているワインのある人生の素晴らしさはたくさんの方に伝えたい!」。

そして、ついに気付きました!(ちょっとした悟り)

自分の強みは、『ワインの魅力を誰よりも分かりやすく伝えられること』。

ワインの楽しさを分かりやすく伝えられる伝道師になったことで、ワインで人と人が繋がり、素晴らしい人たちに囲まれることによって最幸の人生になっている!

『ワインで最幸の人生を手に入れる方法!』

この人生体験から得た法則を多くの人に伝えたい!!

この悟りを得て、ワインの魅力を誰にでも分かる言葉で伝えられる伝達者を『ワインコミュニケーター』と名付けて、『ワインコミュニケーター』を養成するオンラインプログラムを創ることにしました!

そして、一週間単身で兵庫県の淡路島にこもって創り上げたのが『ワインコミュニケーター養成プログラム』です。

ついに、ワインコミュニケーター養成スクールWCF設立!!

↑ 2024年10月WCF北海道合宿「ニキヒルズワイナリー」見学の様子!

コロナ禍でおーみんのワインビジネスが崩壊した翌年2021年3月、おーみんが最もやりたかったこと『ワインコミュニケーター養成スクールWCF』を設立することができました!!

とは言え、今までに無い「ワインコミュニケーター」という考え方。
受け入れられるのだろうか??
不安でした・・・

そして迎えた第1回目のオンライン説明会は大失敗・・・
「ワインコミュニケーター」の素晴らしさをうまく伝え切ることができませんでした(泣)

今でも忘れられないのですが、オンライン説明会終了後、魂が抜けたように呆然としていました・・・
一緒にいたスタッフの慰めるような視線が忘れられません。

が、、、そんな時にメッセージが入りました。

「スクールに入学してみたいです」

受け入れてくれる人がいた!!

こうして、1人増え、2人増え、今までの暗記型ワイン学びではなく、ワインで人生を豊かにする学びを支持してくださる受講生が増えていきました。本当に嬉しかった!!

↑ WCF設立1周年となった長野合宿では受講生からのサプライズが!驚いて腰を抜かしてしまいました。この時にいただいた寄せ書きは宝物です。

ワイン村をつくる!という妄想が現実に!?

ワインコミュニケーター養成スクールWCFの受講生は、2025年の段階で約80名まで増えて、日本全国、そして海外にもワインコミュニケーターが誕生し、私の考え方を受け継いでくださり、人生が大きく変わっていく方が続出しています。

  • ワインを学び始めて約1年でワインBARを開店した方
  • 夢だったワイン会開催を実現した方
  • ワインを学び始めて約1年で海外からワインの輸入を実現した方
  • WCFがきっかけて大好きなワインの仕事に就くことができた方
  • 夢のワイン講師業を実現し、収入を得られるようになった方

など、ワインコミュニケーターになることで、多くの方の人生が変わりました。
そして、このような方々の姿を見ることができ、おーみんの人生も変わりました。

コロナ禍で崩壊したワインビジネスは、「ワインコミュニケーター養成スクールWCF」が中心となって復活し、すべてのビジネスが好転していきました!!

本当に最幸の人生です!!

WCFでは受講生をクルー(乗組員)と呼ぶことにしています。
WCFのクルーはお世辞抜きに本当に素晴らしい方々ばかり。一生お付き合いしていきたいワイン仲間です。

いつか、こんな仲間たちとワイン村をつくり、一緒にワインを楽しみながら過ごせたら最高だなぁと思い、受講生コミュニティの名前を『ワインコミュニケーター・ヴィレッジ』にしました。リアルのワイン村は難しくても、オンライン上にワイン村はつくれるはず!

↑ AIが考えたワイン村の画像!素敵でしょ??受講生コミュニティのメイン画像にしています。

オンライン上に作った受講生のワイン村「ワインコミュニケーター・ヴィレッジ」は、本当に村のようになっていきました。ワインの仕事が生まれたり、ワイン会や珍しいワインの情報が飛び交ったり。物理的な距離を感じず、本当に一緒の村に暮らしているかのようです。

おーみん自身、実現の可能性を無視して2024年頃からリアルのワイン村をつくる!!
とよく口に出すようになりました。

2024年の年末に開催したクルー向けのオンラインサミットで、

「日本の空き家問題をワインで解決する!」
「空き家の古民家を取得してワインの付加価値で再生し、みんなの別荘ワインハウスをつくる!」
「別荘ワインハウスをリアルのワイン村をつくる第一歩にする!」

と妄想宣言をしました!

すると!!!

突然物件情報が舞い込んできて、滋賀県の発酵するまち「高島市」の空き家古民家を取得することになりました!!
(口に出すことって実現しますね)

↑ 滋賀県高島市にある空き家古民家。ワインハウスに再生される予定!!

この古民家は築93年。
空き家だったので修繕は必要ですが、昔ながらの日本らしい美意識が多々感じられ、本当に愛おしい古民家です。昭和レトロにタイムスリップできます(笑)

高島市には肉・野菜・お米・発酵食品・発酵調味料に至るまで、美味しい地元食材が揃っています。蔵があるので蔵をワインセラーにして、ワインが大好きな方に宿泊していただけるような古民家ワインハウスに2025年4月以降に再生していこうと考えています。

庭にはぶどう畑をつくり、クルー(受講生)が研修合宿できるようにするつもりです。
私もクルーもみんな、とってもワクワクしています!!

この古民家がワインで再生できたら、他の空き家もワインで再生できるはず。ワインを使って、日本の社会問題である「空き家問題」に取り組むことができれば最高ですよね。高島市には空き家がたくさん存在するので、本当にワイン村が生まれるかもしれません。

ワインを通じて笑顔あふれる日本をつくる人財育成塾を目指して

このようにして誕生した「ワインコミュニケーター養成スクールWCF」は、以下のようなことを目指して運営しています。

【ミッション(使命・やるべきこと)】
ワインで人生を豊かにできるワインコミュニケーターを1人でも多く増やすこと!

【ビジョン(目指す姿)】
ワインを通じて笑顔あふれる日本をつくる人財育成塾

【バリュー(価値観・行動指針)】
四方笑(よんぽうえ)
自分を笑顔に!相手を笑顔に!世間を笑顔に!未来を笑顔に!

僕たちは、ワインだけを教えるわけではない。
ワインを使って人生を最幸にする方法を教えます。
そして、『ワインを通じて笑顔あふれる日本をつくる人財育成塾』を目指します!

「ワインで世界を笑顔に!」

最後までお読みくださった方、心より感謝いたします!!

ワインコミュニケーターおーみんより。